ジョンアルホーグ/JOHN AL HOGUE 庄野四郎の絵画は人間実存への果敢な挑戦の軌跡でありながら、脆弱な近代以降の抽象の陥穽に陥ることも無く、その具象の独自な傾向はある意味では特定な美術概念から評価を下すのは困難な作家です。\r\r特にこの作品「筑波大の森」は、元々寡作であるこの作家晩年の集大成であり、現代印象派とも言うべき馥郁たる感性に充ち溢れた逸品です。\r\r絵画は色彩と構図だ。それに強いて加えれば「華」だ。という彼の単純明快な主張通り、夢のような奥行きに展開される絢爛たる森の風景を前にして、私たちは魂の慰安と躍動を同時に覚えるほかはございません。\r\r是非この機会にお薦めできる一品です。\r\r絵はF8号サイズ。\r額の大きさは約横62cm、縦55cm、厚さ7cm程です。\r重量は梱包時で約5Kg。額の留め具に若干の経年劣化がございます。\r絵画本体には目立った傷や汚れはございません。